あの震災から10日がたったわけだ。
世間様では原発問題が大々的に報道され、現地では人命救助から次のフェーズに移っているようだ。
被災された方たちは心身・物質面で過大なる苦労をしていらっしゃることだろう。
ここではこのネタは取り上げないことにしていた。
何故かといえば、精神衛生上よくない。
被害状況はテレビでも新聞でもどこでも手に入る。
であれば、これ以上この情報を増やす必要はないと判断したからだ。
だが、ここで一つ言いたいことがある。
わざわざここで言いたい事がある。
まぁ、心穏やかにして一つ、俺の戯言でも聞いてくれよ。
ちなみに、今回のブログでは、東北ではなく、関東圏内の話にとどまることを断っておく。
今回日本の東北から関東を襲ったM9.0の地震。
関東でも4~6の震度を記録したと思う。
俺も初めてのこのゆれにずいぶんと肝を冷やしたものだ。
まずは、この他国であれば国がひっくり返るような震災に、ほぼ無傷で乗り切った首都圏を讃えておこう。
さて、日本全国で、東北地方への援助の声が聞こえている。
しかし、その前に一つやることがあるのではないかと俺は考えている。
それはなにか。次に示そう。
我ら関東の人間は、すでに震災の被災者であることを、みな忘れている。
なぜ忘れているか。
さらに酷い状況が展開されているから。
それはそうだ。
東北地方をよそに被害者面するなんて、モラルの高い日本人にはできないことだろう。
だけどまってくれ。
みんな一様にあの揺れで心の傷を負っているはずなんだ。
その後に続いた、津波の繰り返しの映像で、更なる心の傷を負ったはずなんだ。
あの何日も何度も繰り返された津波の映像は日本全国の人心を激しく傷つけたことだろう。
この心の傷、みんな隠していないか?
もしかしたらみなこの傷を隠そうとしているんじゃないか?
もし隠しているとしたら、それはよくないことだ。
隠された心の傷は、必ずや、外部へ捻じ曲がった形で噴出する。
ツイッターを見る限り、俺はそれが今、ある言葉に乗って噴出しているように見えるんだ。
不謹慎とかいう言葉にして。
みんな一度落ち着こう。
一度立ち止まって、自分が怖かったことを思い出そう。
そして、自分が受けた傷を認識しよう。
それで最後に、自分の頭を優しく慰撫してやってくれ。
「よしよし、よく頑張ったね」って言って。
それからだよ。
自分を癒してから、全力で東北を救いにいくんだよ。
とまあ、まじめな話ばかりでは何なので、
本日のカエル様(メガガエルと名づけようかと思ったけどやめた)画像でも貼っておこう。
いよいよ全容を現し始めたカエルさん。
45規格のプランターに入っている彼女は、時々方向転換をしているので、思いついたときにふと見ると、さっきとは違う方向を向いている。
まぁ、なるべく外に逃げ出すとかそういうことはやめておいてくれたまえよ。